認知症ケアについて
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認知症への理解
認知症ケアの基本は認知症高齢者の気持ちを理解することです。認知症が原因だと推測される行動に対しその原因を読み解きます。本人の気持ちに寄り添い、何を望んでいるのか、何に不安を感じているのかを理解することに努めます。その本人の希望を理解し対応、不安を取り除くことが認知症症状の進行を緩和させます。
介護の現場では認知症の対応についてチームで取り組む必要があります。本人の希望や不安の根本をチームの全員が理解し、その対応方法を統一させることが大切です。さらに、その方の状態について常に情報を共有し、問題とみられる部分があれば、それに対する対応方法を協議し、改めて共有します。
認知症高齢者と対するとき、職員との信頼関係が何より大切です。「この人たちなら私の困っていることを分かってくれる」という信頼関係があることによる安心感は、認知症高齢者のストレスを大きく減らします。
生活リハビリは単なる機能回復のリハビリではなく、自己実現を目的としています。リハビリを通じた様々な活動は、認知症となっても自分らしい自分、周りから必要とされる自分であることを感じられるきっかけとなり、それは認知機能の維持や認知症の緩和にも効果があると言われています。
デイサービスに行くことを「仕事に行く」と思い込んでいる方がたびたび見られます。そんな方にはデイサービスで、新聞のニュースをチェックしてもらったり、ちょっとした片付けや掃除を手伝ってもらったりといった「役割」を担ってもらいます。活動を通じて自身の居場所や重要性を感じてもらえることが、認知症の方の自信や安心につながります。
アクタガワでは認知症先進国であるスウェーデンなどの海外視察研修を行っています。海外における最先端の認知症ケアを現地で目にし、学ぶことで、日ごろの認知症ケアについて改めて考える重要な機会となっています。