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静岡新聞「MY STYLE~人生における学び~」に 掲載されました。
アクタガワホールディングス代表取締役社長の芥川崇仁の記事が5月10日付け静岡新聞「MY STYLE~人生における学び~」に 掲載されました。静岡新聞「MY STYLE~人生における学び~」は県内企業の経営者らに自分の人生に影響を与えた言葉や書籍などについて話を聞き、毎月第2、4週の朝刊経済面で連載されています。
座右の銘「父母未生以前本来の面目」
―この言葉は。
禅宗の修行増に禅問答の時に与えられる公案という問題の一つで、直訳すると、父も母も生まれていないときの自分は何か?という意味です。公案は絶対矛盾した質問であり、私たちの固定観念や既成概念を取り払わなければ、言葉として正解であっても答えとしては認めてもらえません。そのために座禅をし「無我」の状態になり、本当の自分になりきることができれば、答えにたどり着くのです。
―この言葉との出合いはいつですか。
東京でシステムエンジニアをしていた20代の頃、自分とは何かという漠然とした不安を抱き鎌倉の円覚寺へ座禅に通い始めました。そんな時、ふと入った古本屋で手にした本が夏目漱石の「門」で、主人公は円覚寺で「父母未生以前本来の面目」の公案を与えられていました。その2年後、私は静岡に戻り臨済寺の座禅会である不識会に入門したのですが、そこで初めて頂いた公案もくしくもこの言葉だったのです。
―今の仕事や生活に、どのように役立っていますか。
過去のしがらみや固定観念にとらわれては新しいビジネスは始められません。私が創業した当時、介護の会社というのは決して多くはありませんでしたが、「本当の自分」に問いかけ、どんな難問や不条理な出来事に対しても、現状を完全に受け入れる意識改革を行うことができたからこそ、道が開けました。今でも、毎朝の座禅で一度、自分をリセットしてから仕事に臨むことを日課としています。
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