【事例】ヘルパー通報サービスで早期対応できたA様のケース
サービス利用に至るきっかけ
A様 男性 84歳 要介護4 一人暮らしのA様。家族は遠方に住んでいますが、「施設には入りたくない」と自宅での暮らしを続け、訪問介護、デイサービスを利用して生活していました。しかし、やはり何かあったらと不安に感じ、ケアマネジャーの勧めでヘルパー通報サービスの利用を開始しました。
サービスの利用を開始して
ヘルパー通報サービスは夜間対応型訪問介護という介護保険サービスで夜決まった時間に訪問してトイレ介助などをする定時訪問と、ベッド横等に設置したコールボタンでご自宅に駆け付ける随時対応の2つの利用方法があります。 ある夜9:30頃、A様からのコールがありました。「車椅子から落ちてしまったので助けてください」とのこと。10分ほどでヘルパーがご自宅に到着すると、ベッドの横で起き上がれずにいるA様がいました。慎重に介助してA様をベッドに戻し、外傷や痛みが無いかチェックをしました。怪我がないこと、血圧などのバイタルを確認すると「本当に助かったよ。これ(ヘルパー通報サービス端末)が無ければ朝までそのままだった。ありがとう。」と安心した表情でした。ヘルパーはその後水分補給をしていただき、A様宅を後にしました。
ヘルパー通報サービスは一人暮らしや高齢ご夫婦の方に特に好評いただいているサービスです。夜間のトイレなどの介護負担を軽減する定時訪問、いざというときにヘルパーが駆けつける随時訪問の2つの機能があります。定時訪問を利用せず、随時訪問だけで利用されている方も多く、そのほとんどがご本人様、ご家族様共に「何かあったときに心配だから」というもの。実際、契約して端末を設置してから一度も押したことがないという方も多いです。